コロナワクチン投与時におけるリウマチ薬に関して

コロナワクチン投与時におけるリウマチ薬休薬の目安

リウマチで免疫抑制剤治療中の方にとって、コロナワクチン投与時に現在の治療薬を続けても大丈夫か、と心配される方は多いと思います。
ワクチン投与前後においてリウマチ治療薬をどう扱うかについては、日本リウマチ学会からは「基本的には接種前後で免疫抑制剤やステロイドは変更せず継続すべきであり、担当医とご相談ください」とアナウンスされています。一方、米国リウマチ学会は、病状が安定している場合、一部の薬剤について使用延期の目安を発表しております。
(COVID-19 Vaccine Clinical Guidance Summary for Patients with Rheumatic and Musculoskeletal Diseases Developed by the ACR COVID-19 Vaccine Clinical Guidance Task Force on February 8, 2021.)

その内容は

MTXとJAK阻害薬⇒接種後1週間休薬
アバタセプト皮下注⇒接種前後1週間 計2週間休薬 (1回目のみ)
ステロイド・TNF阻害薬・IL-6阻害薬は休薬不要

これら薬剤の延期・休薬はワクチンの効果(抗体産生)を高めるのが目的であります。これらはあくまで米国リウマチ学会からの推奨でありますので、主治医とご相談いただければと思います。

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